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2012 11.1

モスクワの聖ヴァシーリー大聖堂（Cathedral of St. Vasily the Blessed）

モスクワの聖ヴァシーリー大聖堂（Cathedral of St. Vasily the Blessed）です。 モスクワの赤の広場に立つロシア正教会の大聖堂です。正式名称は「堀の生神女庇護大聖堂（the Cathedral of the Protecting Veil of the Mother of God）」で聖ワシリイ大聖堂とも表記されます。 ツァーリ・イヴァン4世（いわゆるイワン雷帝）がカザン征服を記念して1551年に建てさせた木造の聖堂が元になっています。その後1555年に「九つのドームをもつ石造聖堂」として再建が始められました。完成は1559年だそうですが創立年は1555年とされています。 当初は「生神女庇護大聖堂（ポクロフスキー大聖堂）」と呼ばれましたが、1588年に聖人ヴァシーリーのための祭室が設けられたのを機に全体を聖ヴァシーリー大聖堂と呼ぶようになったそうです。 中央の主聖堂を、それぞれがネギ坊主状のドームを戴く八つの小聖堂が取り囲んでいる構造は、その全てが異なるデザインであることから、一見統制が取れていないように思われますが、世界でも有数の美しい建造物として有名です。完成後イヴァン4世はこれより美しい建造物が建てられることを恐れ、設計者ポスニク・ヤーコブレフの目を潰して失明させたというエピソードがあるほどです。 ゲームソフト「テトリス」の背景画面に登場しますのでお馴染みの人も多いかと思います。

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