前 ゴジュウカラ　（五十雀）
Nuthatch		 快鳥画集
No.0172		 次
ゴジュウカラ（Nuthatch：五十雀）です。 スズメ目ゴジュウカラ科の鳥で、全長約14cmです。 寒帯とインド南部を除くユーラシアに広く分布しています。大木が多い広葉樹林に生息します。 木の幹や太い枝で樹皮につく昆虫やクモを補食します。カシやカヤなどの実も食べます。 樹洞や枯れ木にあけた穴に営巣します。上面は青灰色、翼は暗褐色、短い尾は中央2枚のみ青灰色で他は黒褐色で左右先端に三角形の白斑があります。細い眉斑は白色で頸側までのびる長い過眼線は黒色です。嘴は黒色で下面は亜種により異なりますが白色や赤褐色などです。
江戸時代からシジュウカラに似ているが少し違うという意味で「ごじゅうから」あるいは「はちじゅうから」とも呼ばれました。 木のまわりをはい回る習性があり「きまはり」、「きめぐり」、「きねずみ」などとも呼ばれました。木の幹を下向きに下りる唯一の鳥で「さかほこ」という名称もあります。