モズ (鵙)
Bull-headed Shrike
快鳥画集
No.0317
モズ(Bull-headed Shrike:鵙)です。 スズメ目モズ科の鳥で、全長約20cmです。 日本、ウスリー地方、中国東北部と南東部、朝鮮半島に分布しています。 林や林縁、木のある草地、農耕地、公園など開けたところに生息します。 昆虫、ミミズ、カエル、へビ、モグラ、ネズミなどの両生類、爬虫類、鳥類、小哺乳類を捕って食べます。ハゼ、サンショウ、マサキなどの木の実も食べます。捕った獲物をすぐには食べず、とがった枝などにさしておく速贄(はやにえ)を行います。 低い木や藪などに小枝や枯草などで椀型の巣を造ります。
お馴染みの鳥です。「モ~ズが枯れ木で鳴いている~」の唄から冬のイメージがありますが日本では留鳥で一年中見られます。 体は小さいですが特性は猛禽類に近いようで、自分よりも大きい鳥を襲うこともあります。 鳴き声の真似が上手なことも有名です。百の真似をするということから「百舌」と名付けられたとか。