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アメリカシロヅル（Whooping Crane：アメリカ白鶴）です。 ツル目ツル科の鳥で、全長130-160cmです。 以前は北アメリカに広く分布し、カナダとアメリカ中部で繁殖し、アメリカ南部とメキシコで越冬していました。しかし狩猟による乱獲や生息地の湿地の減少などにより激減し、一時は絶滅したと見られていました。1941年にはわずか21羽のみとなり、1948年にはルイジアナ州の留鳥個体も姿を消しました。アメリカとカナダで保護活動がはじまり、カナダ北部のウッドバッファロー国立公園において繁殖、テキサス州アランサス国立野生生物保護区で越冬させて保護してきました。1990年代以降人工繁殖も含めてフロリダ州やウィスコンシン州で繁殖個体を復活させる補助事業が進められています。現在では150-200羽程度が生息しているそうです。 湿地や湖などに生息します。 繁殖期には昆虫、魚、小動物、種子や球根などを食べ、冬期には主にカニや昆虫などの動物質を食べます。 直径60-150cm、高さ45cmほどの巣を造ります。 英名のwhooperは;ホーホーと鳴くという意味です。英名ではWhooperあるいはBig White Craneともいいます。 |
