前 ダルマインコ　（達磨鸚哥）
Redbreasted Parakeet		 快鳥画集
No.0526		 次
ダルマインコ（Redbreasted Parakeet：達磨鸚哥）です。 オウム目インコ科の鳥で、全長約33cmです｡ ネバールからインド北部、アッサム、中国南部、ミャンマー、インドシナにかけてとアンダマン諸島、ジャワ島、バリ島、スマトラ島などに分布しています｡ 低地から標高2000mまでの様々な森林や樹木のある耕作地、林縁や草原に生息します。市街地でも見られることがあります。 草の種子、果実、花。花蜜などを食べます。 地上3-10mの高さの樹洞やキツツキの古巣などを利用して営巣します。3-4個の卵を産み、28日程度で孵化します。 通常10-50羽で群れて行動しますが、食物が豊富な時期には群が数千羽にまで大きくなることもあります。群が大量に穀物などの農作物を食べ、イネなどに被害を与えることもあります。 ダルマインコは19世紀からぺット用としてインド北部から盛んに輸入され、寒さに強いために放し飼いにされ野生化するることもありました｡ 英名ではMoustached Parakeetともいいます｡ 眼先が黒く顔の下部も黒くダルマのイメージに似ていて和名のもとになっています｡