前 セキセイインコ　（背黄青鸚哥）
Budgerigar		 快鳥画集
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セキセイインコ（Budgerigar：背黄青鸚哥）です。 オウム目インコ科の鳥で、ペットとして世界中で飼われ,多くの色変りが作り出されています｡原種は全長約18cmです｡ オーストラリアのほぼ全域に自然分布しています｡ 開けた森林、潅木林、草原、農耕地、砂漠に生息します。 草の種子、とくにスピニフエクスとミッチェル草の種子を好んで食べます｡地上で採食することが多いです。 集団で樹洞に営巣し、年に2回繁殖します。4-8個産卵し、孵化日数は約18日です。 日中は林や薮の中で休み、早朝と夕方に活発に活動します。小群で行動することが多いですが、数千羽の群れも珍しくありません｡ 比較的長時間水を飲まないでも生きていけるそうですが、雨が少ない年には,食物と水不足のため繁殖に失敗することが多いそうです｡
和名は上面が黄色をおびた青色(緑色)のインコの意味です｡英名はオーストラリア現地語からつけられています｡ 人を恐れず,総個体数はインコ類中で最も多く、500万羽以上です｡ ヨーロッバやアメリカに知られたのは比較的新しく、1800年代になってからです。1840年には鳥学者で画家でもあったJ.グールドによってイギリスに生きた鳥が持ち込まれ、飼い鳥家の注目を集めました｡ 1855年にドイツで繁殖に成功し、1864年には最初の色変りが出現しました。今日では数百の色変りがあり、カナリアとともにぺットとして普及しています｡