前 ヒメウ　（姫鵜）
Pelagic cormorant		 快鳥画集
No.0537		 次
ヒメウ（Pelagic cormorant：姫鵜）です。 ぺリカン目ウ科の鳥で、全長63-73cm、翼開張90-100cmです｡ ベーリング海を含む北太平洋の沿岸に広く分布しています。 海洋性で沖、入江、内湾に生息します。 日本では南千島、北海道、本州北部の海崖、離島で少数が繁殖します｡ 潜水してキビナゴ、カジカ、カサゴなどの魚や小さな甲殻類を捕って食べます｡ 海岸の切り立った崖の岩棚に海藻や草で巣を造ります｡ カワウやウミウ（全長約90cm）と較べると優しく小さな姿をしているところから和名がつけられています｡ ウ科の鳥は沿岸から離れることは少ないですが、ヒメウはしばしば外洋に出ることがあり英名のもとになっています｡ 全身が黒く緑色光沢があります｡繁殖期には頭頂の羽が長くのび,眼の周りの裸出部が赤くなります。