前 ズグロヤイロチョウ　（頭黒八色鳥）
Hooded Pitta		 快鳥画集
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ズグロヤイロチョウ（Hooded Pitta：頭黒八色鳥）です。スズメ目ヤイロチョウ科の鳥で、全長約18cm、体重42-70gです｡ ヒマラヤ、北西インド、インドシナ、フィリピン、インドネシア、ニューギニアで繁殖し、北の個体は熱帯地域で越冬します。 熱帯の低地林から山地の森林、海岸のマングローブ林などに生息します。 ミミズを主食としています｡林床部の落ち葉の下などに嘴をつっこんで餌を探します。餌を探すための臭覚が発達していると考えられています。 赤道近くではモンスーンの最盛期を除いて1年中繁殖を行います｡巣は大きな球状のものを樹上または地上に♂♀で造ります。 抱卵、育雛も♂♀が行います｡雛の糞はゼラチン状の幕に包まれていて、親が運び出しやすいようになっていて、巣はいつも清潔に保たれているそうです。雛は巣立つとまもなく両親から追い払われるそうです｡親にあまり負担をかけない親孝行な雛ですね。
日本では1984年に石垣島で1羽が保護されたことがあります。 日本で見られるヤイロチョウは非常に警戒心が強いですが、このズグロヤイロチョウは人を恐れず、民家の庭先などにも平気で現れます。