コキアシシギ (小黄足鷸)
Lesser Yellowlegs
快鳥画集
No.0632
コキアシシギ(Lesser Yellowlegs:小黄足鷸)です。 チドリ目シギ科の鳥で、全長23-25cm、体重48-114gです。 北アメリカ北部で繁殖し、中央、南アメリカで越冬します。日本ではまれな迷烏として北海道と本州で数回の記録があります。 干潟や湿地、内陸の沼、水田などに生息します。 昆虫、カニ、小魚などを餌とします。表面をつついて採餌することが多いです。繁殖地では特にガガンボの幼虫を好み、他に甲虫やカタツムリ、クモなどを食べます。 繁殖はツンドラ地帯のミズゴケが生えた沼地の木の切り株の根元で営巣して行います。通常4個産卵し、♂♀が22-23日抱卵して孵化させます。その後の育雛も♂♀が共同して行います。 夏羽は上面が灰褐色で黒と白の斑点があり、頭から胸は白色で黒褐色の斑が多く、腹は白色です。冬羽は上面が灰褐色で白色や褐色の斑があり、胸の斑は淡色です。飛翔時は腰に四角形の白色部が見られます。尾は白色で黒褐色の横縞があります。嘴は黒色で細くまっすぐです。足は鮮やかな黄色で長めです。ビューまたはビュービューと鳴きます。