前 ミドリツバメ　（緑燕）
Tree Swallow		 快鳥画集
No.0644		 次
ミドリツバメ（Tree Swallow：緑燕）です。 スズメ目ツバメ科の鳥で、全長約14cmです｡ アラスカ、カナダから南部を除くアメリカで繁殖し、アメリカ南部と中央アメリカで越冬します｡迷鳥としてグリーンランド、イギリス、コロンビア、ギアナなどに飛来した記録があるそうです｡ 日本では1962年10月20日に北海道襟裳岬の灯台に衡突して死んだ1羽の例があります｡ 水辺付近の開けた土地に生息します。 秋に大群が集結して、アシ原に就塒することが知られています｡ 巣は樹洞やキツツキの古巣、巣箱に草やマツ葉などで造ります。産座には羽毛を敷きます｡白色の卵(約19×13mm)を4-6個産み、抱卵は13-16日行います｡その後、雛は16-24日で巣立ちます｡ 学名はギリシャ神話でツバメに変身させられた娘プロクネーからつけられたそうです。 ♂♀同色で、上面は金属光沢のある青緑色、下面は白色で、嘴は黒色です｡幼鳥は上面が暗褐色です。