前 シュバシコウ　（朱嘴鸛）
White Stork		 快鳥画集
No.0680		 次
シュバシコウ（White Stork：朱嘴鸛）です。 コウノトリ目コウノトリ科の鳥で、全長100-102cm、翼開長155-165cmで、♂がやや大きいです｡ アフリカ北部、イベリア半島、ヨーロッバ中部・南部、トルキスタンに分布しています。 湿地を歩きまり両生類、爬虫類、魚類、哺乳類などを捕食します｡ 大木の枝上に営巣し、樹枝を重ねて草と土で固めた皿形の大きな巣を造り、産座には草や根を敷きます｡白色無斑の卵(77×55mm，約120g)を3-4個産み、約35日抱卵し、約60日で巣立ち、その後7-20日で親元を離れて独立します｡ ほとんど鳴かず、上下の嘴をたたき合わせてカタカタと大きな音を発します｡ ♂♀同色で、全身が白色、風切･肩羽･大雨覆は光沢のある黒色、次列風切は銀灰色です。嘴は赤く、足は暗赤色、虹彩は灰色で眼の周囲の裸出部が黒いです｡ヨーロッバではこの鳥が赤ちゃんを運んでくるという言い伝えがあります｡ ドイツ、ベラルーシ、リトアニアの国鳥です｡ 英名ではEuropean White Storkともいいます｡