コンゴウクイナ (金剛秧鶏)
Grey-necked Wood Rail
快鳥画集
No.0750
コンゴウクイナ(Grey-necked Wood Rail:金剛秧鶏)です。ツル目タイナ科の鳥で、全長33-40cmです。メキシコ南部からアルゼンチン北部に分布しています。海岸沿いの湿地、マングローブ林、植物の茂った沼沢地などに生息します。夜間や早朝に頬繁にけたたましい声で鳴きます。種子、果実、小魚を餌とし、マングローブ林に生息するものは主にカニ類を食べます。巣は水辺近くで、地上からl-5mの潅木上や茂みの中に小枝や植物の茎で造ります。淡褐色に褐色の小斑の散在する卵(約46×33mm)を3-5個産みます。上面は暗褐色で上背は緑色をおび、腰・上下尾筒・下腹・尾は黒色、頭上はくすんだ薄茶色、頭・頸は淡青灰色で頭上と耳羽は褐色をおび、喉は白色、胸・脇・腹は赤褐色、虹彩は赤色、口角・足と眼喰は赤桃色、嘴は黄色で先端が黄緑色です。英名ではCayenne Wood-railあるいはGray-necked Wood-Railともいいます。