ホンセイインコ (本青鸚哥)
Rose-ringed Parakeet
快鳥画集
No.0823
ホンセイインコ(Rose-ringed Parakeet:本青鸚哥)です。ワカケホンセイインコ(輪掛本青鸚哥)ともいいます。 オウム目インコ科の鳥で、全長37-43cmです。アフリカ中部からインド、南アジアにかけて分布しています。非常に適応力が高く、エジプト、イラン、ホンコン、シンガポール、ハワイなど世界各地に移入されて野生化しています。ヨーロッパではローマ時代にすでにペットとして飼育されたことが記録されています。日本にも古くから少数が輸入されていました。寒さに強く、東京ほかの住宅地で寵抜けして野生化したものが群れをつくって生活しています。低地から標高2000mまでの森林やサバンナ、市街地など様々な場所に生息します。集団性が高く、特に非繁殖期には果実の多い木に数千羽の騒がしい群が作られることがあります。植物の種子や果実、花の蜜、穀物などの農作物まで様々なものを採食します。全身がはぼ黄緑色で、青緑色の長い尾をもっています。喉から頸・後頸にかけて桃色の輪があり、嘴は赤色です。和名はツキノワインコ(月輪鸚哥)ともいいます。