前 ハイボウシヒタキモドキ　（灰帽子鶲擬）
Gray-capped Flycatcher		 快鳥画集
No.0853		 次
ハイボウシヒタキモドキ（Gray-capped Flycatcher：灰帽子鶲擬）です。スズメ目タイランチョウ科の鳥で、全長約15cm（18cmという資料もあります）です。ホンジュラス東部より南、ペルー北西部、ボリビア北部、ブラジル西部までの範囲に分布しています。低地の湿地が多いですが、山麓や1500m以下の高地にも少し生息しています。樹木のある耕作地、牧草地、および開けた森林や川に沿った地域で繁殖します。巣は茎やわらで作られ屋根が付いています。2-4個の褐色または薄紫色の斑のある鈍い白色の卵を産みます。繁殖期は2-6月です。止まり木から獲物を狙って飛びかかり昆虫類を捕捉します。小さな木の実も食べます。頭頂は灰色で和名のもとになっています。過眼線は短く眼の直ぐ後ろで終わっています。上面はオリーブ褐色で、翼と尾は褐色で羽縁が淡赤褐色です。下面は黄色で喉は白です。♂は朱色の頭央線がありますが普段は見えないことが多いです。