| 2001年宇宙の旅 (2001: A Space Odyssey：1968年公開) はSF小説の巨匠アーサー・C・クラークとSF映画の巨匠スタンリー・キューブリックがアイデアを出し合って創った映画で、地球外生命との接触による人類の進化を扱っています。宇宙船ディスカバリー号のコンピュータHAL9000の反乱、高度なSFXの活用、月面に着陸したアポロ8号の月の裏側撮影（1968年）やアポロ11号の月面着陸（1969年）の直前に公開されたことなどから、大きな話題になった映画です。画像は映画のラスト近くで主人公のボーマン船長がスター・ゲートを通り、無限の宇宙の彼方へ向かい、人類を超越した存在である「スター・チャイルド」に進化するプロセスに登場する様々な宇宙の光景の一つです。これはモニュメント・バレーのトーテム・ポールと呼ばれるビュートを空中から撮影してコンピュータ・グラフィックス処理した画像です。画像の左端に塔のように見えるのがトーテム・ポールです。比較画像は地上から撮影したトーテム・ポールです。映画のシーンはこの右側上空から撮影されたものと思われます。BGMはオープニングで使用されたシュトラウスの「ツァラトゥストラはかく語りき」です。映画のオープニングも宇宙に飛び出すまで長かったですが、この曲も聞こえはじめるのに長い時間がかかります。数10秒お待ち下さい。 |
