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2008 3.2 |
逆光状態で花びらを透かして撮影した紅梅 （神奈川県曽我の梅林） |
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| 2008年3月に神奈川県小田原市の曽我の梅林で逆光状態で撮影した紅梅です。 曽我は日本三大仇討ちの一つ「曽我物語」の主人公、曽我十郎、五郎兄弟の育った場所として有名です。一口に曽我の梅林と呼ばれていますが、下曽我の中河原、原、別所の三箇所に大きな梅林があり、その全体の総称です。白梅を中心に合計３万５千本の梅があります。 梅林の撮影でたくさんの梅があるところを撮影したことがありますが、まだいいなと思える写真が撮影できていません。梅の花が小さく、ほぼ均等に散らばって咲いており、なんとなくアクセントのない写真しか撮れていません。今回は単独の花にフォーカスしました。この紅梅は花びらが多く、重なっているので、透かして見たら面白いだろうと考えて、あえて逆光状態で撮影してみました。花びらの重なり具合によってピンクの色の濃さが変わり、期待通りの絵になりました。解放絞りで被写界深度を浅くして、前後の花はできるだけぼかして、この花にスポットライトを当てたような雰囲気にしています。逆光空抜けで、露出の設定がやや難しかったですが、RAWでやや暗めに撮影して微妙なところは現像時に調整しています。空の色をもう少し出したかったです。 他の花でも逆光状態で透かしたような撮り方をすると、色だけでなく花柱や花弁の中の筋などが面白い絵を描いてくれることがあります。花だけでなく、葉についても同様です。紅葉も透かして撮ると良い色になることがあります。 |
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