前 ドバト　（土鳩）
Domestic Pigeon		 快鳥画集
No.0231		 次
ドバト（Domestic Pigeon：土鳩）です。 ハト目ハト科の鳥です。 ドバト（Domestic Pigeon：土鳩）はハト目ハト科のカワラバト（Rock Dove：河原鳩：英語名はRock Pigeonとも呼ばれます。）を家禽化したものが再び野生化したもので、いろいろな改良種があります。カワラバトとドバトは学術的には同じ種です。 野生のカワラバトは全長約33cmです。 アフリカ北部から中国までの温帯に分布しています。 低山または海岸に生息します。 植物食で草の種子や木の実などを採食します。 巣は岩棚に造ります。
ドバトは本来の分布・生息地とは異なるところにも広く棲んでいて、都市公園などでも多く見かけます。 日本には奈良時代には既に持ち込まれていたと言われ、神社仏閣などに住み着いたことから「だうばと（堂鳩）」「たうばと（塔鳩）」などと呼ばれていたのがドバトの語源ではないかと言われています。 渡り鳥ではないのに地球磁場を鋭敏に感知できる生体磁石の並外れた能力があり、方向感覚と帰巣能力に長けています。長距離飛行も可能で、通信手段（伝書鳩）として古くから家禽化されてきました。紀元前3000年頃のエジプトですでに伝書鳩を利用していた記録があるそうです。