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ヒレンジャク（Japanese Waxwing：緋連雀）です。 スズメ目レンジャク科の鳥で、全長約17cmです。 キレンジャクは世界的に広く分布していますが、ヒレンジャクは分布域が狭くシベリア南東部で繁殖し日本、中国東部から朝鮮半島で越冬します。日本には冬鳥として飛来します。
繁殖地では針葉樹林に生息し、越冬地では主に山地から低地の雑木林、市街地の公園や庭園、住宅地の庭など果実のあるところに生息します。 ヤドリギ、ナナカマド、ネコノチチ、カキ、ネズミモチ、ノイバラ、ノブドウ、ツタ、イブキ、ニシキギなどの実を食べます。ヤナギの新芽なども好んで食べます。梢から飛び立って空中で虫を捕って食べることもあります。群でやってきて数日で実を食べ尽くすと次の場所に移動していきます。
キレンジャクと一緒に行動することもよくあります。 木の中に小枝で椀型の巣を造り内側は草と苔で覆われます。 ヒレンジャクの♂♀はよく似ていて見分けにくいですが、後ろ姿は♂♀で異なる特徴があります。風切羽と呼ばれる羽の先の白斑の形が異なります。羽の先の横方向全体が縞のように白い斑があるのが♂で、羽の外側のみが縦方向に白い斑があるのが♀だと言われています。 |
