ニシセグロカモメ (西背黒鷗)
Lesser Black-backed Gull
快鳥画集
No.0589
ニシセグロカモメ(Lesser Black-backed Gull:西背黒鷗)です。 チドリ目カモメ科の鳥で、全長51-61cm、翼開張124-127cmです。 写真の青灰色の亜種はアイスランド、イギリス、ヨーロッバ西部沿岸で繁殖し、冬はヨーロッバ南西部から西アフリカに渡ります。 海岸や内陸の水辺や河口などに生息します。 小魚や無脊椎動物、小さな海鳥の雛や卵、さらに植物も食べます。ゴミをあさったりもします。 巣は海岸などの草地の地面に作りますが、最近は屋上にも営巣します。 産卵数は2-3個で、24-27日で孵化し、その後30-40日で巣立ちます。 成鳥羽となるのは4年めの冬からです。24年生きた記録もあります。 イギリスなどのヨーロッパの水辺でよく見かける鳥です。 オオセグロカモメと似ていますが15cm程度小さく、足が黄色いことや嘴の黄色の鮮やかさなどが異なります。 写真は冬羽に移行し始めているところのようです。
カモメの漢字は「區」に「鳥」と書く旧字体の漢字です。日本語によく用いられる文字コードShft_JISでは表示できませんがUnicode(UTF-8)で表示できます。