前 ジャノメドリ　（蛇の目烏）
Sunbittern		 快鳥画集
No.0592		 次
ジャノメドリ（Sunbittern：蛇の目烏）です。 ツル目ジャノメドリ科の鳥で、全長42-48cmです。 中央アメリカのメキシコ南部から南アメリカのアマゾン川流域に留鳥として分布しています。 標高1830m以下の熱帯雨林内の湿地や川岸に単独か番で生息します。 浅瀬や水際で体を水平にして頸をのばし、ゆっくり歩きながら鋭い嘴で突き刺して甲殻類、小魚、昆虫などを捕ります。 繁殖は雨期で、樹枝上に枯葉と小枝、コケ、泥で直径約30cmの巣を♂♀が造り、淡黄褐色に灰色と褐色斑のある卵(約44×34mm)を1-2個産みます。抱卵、育雛は♂♀で行い、抱卵は約30日です。孵化後22-30日で巣立ちます。 その特徴あるパターンをもった姿は湿地の森で姿をカモフラージュするのに適しています。 敵にあうと翼を持ち上げて広げ、栗色の大きな眼のように見える模様を作りだして威嚇します。 この模様が和名の由来になっています。英名はこの模様を太陽に見立てているのかもしれません。