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コスズガモ（Lesser Scaup：小鈴鴨）です。 カモ目カモの鳥で、全長38- 48cm、体重800-850gです｡ アラスカ中部からカナダ、アメリカ北西部で繁殖し、アメリカ西部、南部と五大湖以南の東部から南アメリカのコロンビアや西インド諸島で越冬します｡日本では冬に迷鳥として数か所で飛来の記録があります｡
繁殖地では内陸の樹木が疎らに生えている淡水の湖沼や湿地などに生息し、越冬地ではより大きな湖や汽水域、湾などに生息します。海上にはあまりでません｡雑食性で、潜水と水面で採食します。水生植物の種子、根、葉、茎の若い部分を食べます。昆虫、貝、甲殻類などの水生無脊椎動物も食べます｡ 5-6月に繁殖をはじめ、岸から少し離れた、よく茂った草むらの浅いくぼみみに羽毛を敷いた巣を造りますが、浮き巣を造ることもあります。普通9-11卵産み、21-22日間抱卵します｡雛は孵化後45-50日で飛べるようになります｡
♂の生殖羽は頭部が紫色の金属光沢のある黒色で、後頭に短い冠羽があります｡胸と背前部は黒色で、残りの背と肩羽、体側、脇には白黒の細かいさざなみ斑があり、灰色に見えます｡尾と上･下尾筒は黒いです｡翼は黒色で次列風切は白色、先端は黒色の線があります｡嘴は青灰色で先端は黒色で、黒色との境に薄く白色の線がでます｡足は暗灰色です｡虹彩は黄色です｡
非生殖羽は黒色部が黒褐色に変わり、光沢はありません｡脇から体側は暗褐色の斑になります｡嘴は暗坑色で付け根に灰色の小斑があります｡ ♀は暗褐色で腹は白色で、嘴の付け根に白色部があり、冠羽はありません｡虹彩は暗褐色です。 |
