ナキハクチョウ (鳴白鳥)
Trumpeter Swan
快鳥画集
No.0665
ナキハクチョウ(Trumpeter Swan:鳴白鳥)です。 カモ目カモ科の鳥で、全長150-180cm、体重7.3-12.5kgです。カモ目の中で最も大型ですが、♀の方が少し小さいです。 アラスカとカナダ西海岸部で繁殖し、アラスカ南部、カナダ西海岸部、アメリカ北部で越冬します。 かつてはアラスカからカリフォルニアまでいたるところで多く見られましたが、アメリカの個体群は20世紀初頭に絶滅の危機に瀕しました。しかし、その後の手厚い保護のかいあって、現在は増えつつあるそうです。 森林に囲まれた沼や湿地、浅い湖に生息します。 食性は主に植物質で、水生植物の葉、茎、種子のほか塊茎なども食べます。 雛は水生昆虫も食べます。 3-4月に繁殖をはじめ、卵を4-8個産み、33-37日で孵化します。雛が飛べるようになるまでには84-120日かかります。 気管が長く発達し、胸骨中に巻いているため、鳴き声がラッバのように響くのでこの名前がついています。 全身が白く、嘴と足は黒く、嘴縁が赤味がかっています。