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チゴハヤブサ（Eurasian Hobby：稚児隼）です。 タカ目ハヤブサ科の鳥で、全長28-36cm、翼開長70-80cm、体重130-340gです｡
ヨーロッバ東部から中央アジア、中国、カムチャッカ、日本、東南アジア、インド、アフリカ中部と南部に広く分布しています。日本では主に北海道で営巣繁殖しますが岩手県、青森県などでも繁殖することがあります｡秋冬期には全国で見られます｡
半荒地から森林にいたる樹木が点在する開けた地域に生息します。平野や丘陵地に生息することが多いですが、山岳地帯にも生息します。 ヒバリ、ツバメ、アマツバメ、ムクドリ、ツグミ、シギ、ハマシギ、ツルシギ、タシギなどの小鳥やトンボ、甲虫などの昆虫を捕食します｡ノネズミ、トカゲ、コウモリなども食べます｡捕食は主に空中で行います。
繁殖期は6-7月で、林縁部や原野の高い樹上の見晴しのよい枝に営巣します｡カラスや他のワシタカの古巣を利用することが多いです。 2-4個の黄白色に赤褐色の小斑が密在する卵（41.5×32.7mm）を産みます。約28-33日で孵化します。雛は約30日で巣立ちます｡
頭上から上面は黒灰色で、黒いひげ状の斑が目立ちます｡喉から下面は白く胸と腹には黒い縦斑があり、腿と下腹は栗茶色です｡翼は長くて先はとがっています。
英名ではEuropean Hobbyともいいます。 |
