前 ベニサンショウクイ　（紅山椒喰）
Grey-chinned Minivet		 快鳥画集
No.0760		 次
ベニサンショウクイ（Grey-chinned Minivet：紅山椒喰）です。スズメ目サンショウクイ科の鳥で、全長約19cmです。ヒマラヤ、中国南部からマレー半島、台湾、スマトラ島西部、ボルネオ島北部に分布しています。画像は台湾の亜種です。標高600m以上の山地の林の林縁部に生息することが多いです。樹上で木から木へと飛びうつりながら、枝先の昆虫を捕食します。このときも盛んに飛びながら虫をつかまえていたようです。♂の上面、翼、中央尾羽は黒色、腰、外側尾羽、下面は赤色で翼に大きな赤色斑があり、頼は灰色です。♀は♂の赤色部が黄色です。喉の色は亜種により異なり、台湾、中国南東部の亜種は灰色、ヒマラヤの亜種は黄色、マレー半島の亜種は灰黒色だそうです。♂♀ともとても綺麗な色で印象的です。♂♀揃って登場し、綺麗な飛翔姿を披露してくれました。やや遠かったですが赤と黄色の舞を堪能しました。和名は♂の特徴を端的に表しています。英名は頬の灰色を特徴にしているようですが、野暮な命名です。