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ゴシキヒワ（European Goldfinch：五色鶸）です。スズメ目アトリ科の鳥で、全長約12cmです。ヨーロッパ、トルコ、エジプト、中央アジア、バキスタン、ヒマラヤに12亜種が分布し、多くは留鳥ですが、冬に暖地に移動するものもいます。本来は森林の鳥ですが、公園、耕地、草原にも多く生息します。樹上の枝をカラ類のような動作で動き回りながら木の実を食べたり、地上を跳ね歩きながら草の実などを食べます。群れることが多く、集団で塒で寝ます。公園、果樹園の木に細根やコケなどで小さな巣を造り、青白色に褐色の斑点がある卵を5-6個産みます。♀が12-13日抱卵し、この間は♂が♀に給餌します。♂♀で13-14日育雛します。短い嘴は桃色がかった白色で、嘴の基部周囲と眼先は黒く、頭頂前部、腮、喉上部は赤く、その周囲に白色部があり、頭頂後部、後頸は黒色です。背は黄褐色、腰は淡黄白色、尾は黒く白色が混じっています。胸は淡黄褐色で腹は白く、翼は黒く、大雨覆は鮮黄色で飛翔時に幅広い黄帯となって目立ちます。♀は顔の赤色部がやや狭く、幼鳥の頭や上面は灰色がかった淡黄色で褐色の縦斑があります。英名では単にGoldfinchともいいます。 |
